尖った設備で差別化を、というテーマでお届けしているシリーズの第2弾として、今回は「ゲーマー専用」の物件の事例をご紹介。
なんともイマドキだなーと、ちょっと昭和世代では考えられないような話ですが、実際に需要もあるようですので見て行きましょう。
ゲーマーやストリーマー(配信者)がゲームや動画配信に没入できる環境を整えたリノベーション物件で、FTOAという会社が手掛けています。
高性能なゲーミングパソコンや音響機材を完備しており、ゲームや動画配信ど真ん中の若年層には高くて手が出ない設備をあらかじめ用意することでニーズにマッチしたということです。
入居者は高額なパソコンを自身で購入する必要がなく、経費として家賃に組み込まれているため新たな投資としての心配がなくなります。
オーナーがリノベーション費用を負担しますが、賃料をリノベーション前に比べて約2倍にまで上げられるためお互いにwin-winの関係になると言います。
ゲーマーやストリーマーにはパソコンの性能や防音性能の面で、現状に不満を感じている人が一定数いるそうです。
一方で、オーナーは空室のままになっている部屋を埋めたいという普遍的なニーズがあります。
通信環境、PC含めた設備が整っている環境であれば、ゲーマー・ストリーマーにとって住む県、町や駅距離はそこまで重要ではないそうです。
一般的に賃貸物件に求める条件といえば「駅距離」「広さ・間取り」「日当たり」などが挙げられると思いますが、PCのスペックや音響設備の方が優先度の高い条件であり、そういったニーズを上手く汲み取ってマッチングさせた好事例になります。
豊島区目白のワンルームマンションにてショールームを公開中とのことですので、ご興味を持たれた方はぜひ一度足を運んでみていただければと思います。