
映画『ウィキッド ふたりの魔女』より - (C) Universal Studios. All Rights Reserved.
みなさん、こんにちは。社長室の矢島です。
本日はこちらの映画をご紹介します。
『ウィキッド ふたりの魔女』
監督:ジョン・M・チュウ
主演:シンシア・エリヴォ / アリアナ・グランデ
後に“善い魔女”と“悪い魔女”として語られるグリンダとエルファバ。
そのふたりの出会いと友情を描きながら、“悪い魔女”とは誰なのかを問い直していく物語です。
さらに考察を深めると、
ファンタジーの姿をした偏見やスケープゴート化、政治的プロパガンダの要素も見えてきます。
私は長く、虚勢を張って、はりぼてをたくさん敷きつめるようにして生きてきた自覚があります。
人にどう見られるか、どう振る舞えばうまくやれるか。
だからこそ、
周囲の空気を読みながら、その場にふさわしい自分でいようとする
アリアナ・グランデ演じるグリンダの生き方には共感がありました。
それは、彼女なりの切実さであり、生き抜くための知恵でもあります。
一方、シンシア・エリヴォ演じるエルファバは、うまくやることよりも、真実であることを核に持つ人です。
誰かに理解されなくても、自分の中で「違う」と思うことはごまかせない。
そんな彼女には、創作する自分自身が重なりました。
華やかに生きたい気持ちと、真実でありたい気持ち。
愛されたい気持ちと、迎合したくない気持ち。
『ウィキッド』は、そのどちらかを正しいと切り捨てるのではなく、両方の痛みや切実さを描く作品でもあります。
今月、中高時代からの友人が海外赴任します。
今回『永遠の約束』を観ながら、私は何度もその友人のことを思い出していました。
彼女は、自分の感性を貫く、強くて賢い人。
頻繁に会っていたわけでもなく、永遠の別れでもありません。
それでも、
海外赴任を知ったことで、彼女への愛情や羨望の大きさ、
そして彼女からもらってきたインスピレーションの尊さが、
あらためて浮かび上がってきたのです。
ウィキッドの2人が「For Good」を歌うクライマックスでは、
エルファバがグリンダに「あなたならできる」と託すように勇気づます。
そのシーンは、まるで
海外赴任する友人から「あなたも本物になれる」と励まされているように感じられました。
私ももっと強くなりたい、もっとありのままで、真実を美しく生きたい。
この映画は、そんな願いを自分の中からまっすぐ引き出してくれました。
『ウィキッド』を通じて見えてきたのは、
物語の中の友情だけでなく、ひとりの旧友の姿であり、
そして、
自分がこれからどうありたいのかという輪郭でもありました。
誰かが「本物」であり続ける姿は、それだけで人を励ますのかもしれません。
私にとって、その友人はずっとそういう存在でした。
そしていつか自分もまた、そんなふうに在れる人になりたいと思っています。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』より - (C) Universal Studios. All Rights Reserved.






