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映画紹介⑪~沼地の決戦!デブナマズ vs ガリウナギ~

カテゴリ:スタッフブログ

ハロー、アル中映画マニアです~

おもろいの見たんでどうぞ~


怪獣映画『沼地の決戦!デブナマズ vs ガリウナギ』は、タイトルのインパクトを裏切らないどころか、開始5分で常識を置き去りにするトンデモ超大作である。舞台は日本某所の広大な湿地帯。環境保護団体が進める「理想のエコ循環実験」の最中、違法投棄された謎の高濃度ダイエットサプリと、軍の極秘兵器「高栄養圧縮飼料」が地下水脈で化学反応を起こし、突然変異した巨大生物が誕生する。

一体は、異様なまでに肥大化した全長300メートルの怪物魚類「デブナマズ」。丸々とした体躯は山のようで、動くたびに沼地が津波のように波打つ。もう一体は、全長500メートルにも及ぶ異常に細長い「ガリウナギ」。骨と皮だけのような外見だが、超高速で水中・地中を自在に移動できる電撃怪獣だ。



物語は地元住民の「最近、ナマズが太りすぎじゃない?」という牧歌的な会話から始まるが、デブナマズが寝返りを打った衝撃で震度7の地震が発生し、一気にパニックへ。対抗するかのように、ガリウナギが地中から飛び出し、細長い身体で送電線を巻き取り、都市一帯を大停電に陥れる。ここから先は、ほぼ全編が「やりすぎ」の連続である。



自衛隊が出動するも、デブナマズは脂肪層が天然の装甲となり、ミサイルがめり込んで吸収されるという謎の防御能力を発揮。一方ガリウナギは発電所を捕食し、取り込んだエネルギーを放電してプラズマ状の雷撃を放つ。両者の初激突は東京湾。デブナマズが海水を大量に吸い込み「超高圧塩水ブレス」を放てば、ガリウナギは成層圏まで跳ね上がり、落雷を帯びて隕石のごとく急降下する。

戦いの余波で関東一円は水没。さらに衝撃波が太平洋プレートを刺激し、連鎖的に世界各地で火山が噴火。なぜか国連は「これは地球そのもののダイエットと過剰栄養のバランスが崩れた象徴だ」と声明を出し、話は急に環境寓話めいてくる。



中盤の最大のトンデモ展開は、ガリウナギが地球のマントル層まで潜行し、地磁気を乱すことで自らを電磁神のような存在へと進化させる場面だ。オーロラが赤黒く染まり、人工衛星が次々と墜落。対抗してデブナマズは世界中の海を吸収し、質量を増してほぼ「移動する大陸」と化す。月の軌道すらわずかにズレ、地球規模どころか天体規模の異変へ発展する。



終盤、両怪獣はついに南極で最終決戦。氷床を砕きながら激突し、そのエネルギーで南極大陸が真っ二つに割れるという前代未聞の被害をもたらす。最終的に、両者のエネルギーが臨界点を超え融合。超巨大生命体「バランスノカミ」となり、地球の余剰エネルギーを宇宙へ放出して消滅する。地球は辛うじて存続するが、海面は100メートル上昇、文明はほぼ崩壊。それでもラストシーンでは、瓦礫の中で新たな湿地に芽吹く若葉が映し出され、「次は痩せすぎず太りすぎずに」とナレーションが入る。

感想としては、とにかくスケールのインフレが止まらない怪作だ。序盤はローカルな沼地騒動だったはずが、気づけば地軸と月軌道に影響を与えるレベルまで拡大する。その展開の雑さと勢いこそが最大の魅力で、物理法則も国際政治も感情描写も、すべて怪獣同士の「太いか細いか」という極端な対比に回収される潔さがある。



被害総額は推定不能、文明崩壊規模という絶望的状況にもかかわらず、どこかユーモラスなのはネーミングと造形の妙だろう。「デブ」と「ガリ」という身も蓋もない対比を、ここまで壮大な終末叙事詩に昇華した発想力は称賛に値する。荒唐無稽、破壊描写過多、科学的整合性ゼロ。しかし、そのすべてを勢いでねじ伏せる、愛すべきトンデモ地球滅亡系怪獣映画である。


p.s アホクサ~

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